阪神 近本が逆転の3号2ラン 17試合ぶりの一撃に甲子園のスタンドがお祭り騒ぎ サイスニードの高め直球を一閃

 「阪神-ヤクルト」(27日、甲子園球場)

 阪神の近本光司外野手が1点を追う五回の第3打席で右翼へ逆転2ランを放った。

 追い込まれながらも高めの直球を完璧に振り抜いた近本。右翼席に打球が飛び込むと、甲子園のスタンドはお祭り騒ぎとなった。打球速度162キロで飛び出した白球は、飛距離118メートルを計測。近本の本塁打は6日・ヤクルト戦(神宮)以来17試合ぶりとなる3号。ゴールデンウイークの聖地は大歓声に包まれた。

 この回は小幡が中前打で出塁し、大竹がきっちり送りバントを決め、得点圏に走者を置いた状態で近本に打席を回していた。守備では初回、ヤクルト・塩見に初回先頭初球弾を許し、二回には完全ノーマークの状態でサンタナに三盗を許し、犠飛で2点目を奪われていた。ゲームの流れが良くなかっただけに、近本の価値ある一撃だ。さらになおも2死二塁から大山が貴重な追加点となるタイムリーを放った。

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