阪神 日本一打線が「完全に解凍された」他球団ファンも戦々恐々?2回までに今季最多8得点→2桁15得点に到達 甲子園もネットも騒然

 「阪神15-2中日」(20日、甲子園球場)

 阪神が1点を追う二回に7得点を奪った。14日の中日戦では岡田監督が打順を全シャッフルし一時解体した日本一打線がついに覚醒。先発全員安打で今季初の2桁13得点をマークするなど爆発した。

 先頭のノイジーが四球を選ぶと、坂本が左前打、木浪が右前打で続き、無死満塁とする。大竹の打球は投手・大野のグラブをはじき右前に転がる同点適時打となった。

 近本の中犠飛で勝ち越すと、1死一、三塁から中野が四球を選び、再び満塁となった。中日はここで先発・大野をあきらめ、梅野を投入した。

 阪神打線の勢いは止まらず、森下は「楽な気持ちで打席に入ることができた」と梅野の直球をとらえて左前適時打とする。1死満塁から大山の左犠飛で1点を追加。さらに2死一、三塁から佐藤輝が「打線の勢いにうまく乗ることができた」と右翼線へ適時二塁打を放ち2者が生還。打者が一巡し、ノイジーが再び四球を選んで2死一、二塁から、坂本の三ゴロをカリステが後逸し、佐藤輝がこの回7点目のホームを踏んだ。

 以降も攻撃の手を緩めず、六回に前川の2点適時打で今季初の2桁得点に到達。七回には近本、そして中野に適時打が飛び出し初の先発全員安打を記録した。さらに4番・大山は3打数3安打3打点となるタイムリー。佐藤輝も3打点の大暴れだ。トドメは前川の適時打で15得点に到達した。

 阪神は10試合連続2得点以下の球団ワースト記録に並んでいた。岡田監督は投手以外の全打順を入れ替えるなど大手術を施してきっかけを作ろうとした。投手陣の踏ん張りで期間中を4勝4敗2分けの五分で乗り切ると、19日に7得点で11試合ぶりとなる3得点以上を記録し初の貯金生活に入っていた。

 Xでも「阪神打線」「猛虎打線」など関連ワードが複数トレンド入り。「阪神打線が目覚めたぁぁぁ」「阪神打線が完全に復活した」「完全に解凍されてるな」「完全に生き返った」など阪神ファンだけでなく、他球団ファンとみられるツイートもあった。土曜日の甲子園には歓喜の六甲おろしが何度も響き渡り、お祭り騒ぎとなった。

 阪神は15得点の大勝。今季最長の5連勝で2位に浮上し、首位・中日に0・5ゲーム差と迫った。

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