アジャコング 初参戦スターダムでらしさ全開!!ヒジ爆撃で中野たむ粉砕「どこに行こうが私は私」

 スターダムの横浜BUNTAI大会が27日に行われ、アジャコングが同団体への初参戦を果たし、実力を見せつけた。同じく初参戦の伊藤薫とタッグを組み、中野たむ&なつぽい組と対戦。ゴッデス王座戴冠歴を持つ相手に16分59秒、アジャがダイビングエルボードロップからの体固めで、たむから3カウントを奪った。

 アジャはアジャのままだった。たむとなつぽいとのサンドイッチ式ドロップキックを浴び、両者から、頬杖をついた愛らしい妖精ムーブで挑発を受けたが、意に介さずなつぽいを蹴散らすと、たむに無慈悲な逆水平チョップ、背中にサッカーボールキックを食らわせた。たむに10発以上顔を張られるも、強烈な張り手一発で形成逆転。場外戦ではたむ、なつぽいにコーナーポストから連続でボディプレスを受け、たむにスープレックスを許す場面を劣勢もあったが動じなかった。最後はたむにトップロープからのヒジ爆撃を浴びせ、試合を決めた。

 アジャは「どこに行こうが私は私。相手が何をしてくるか分からなくても、何千人と対戦してきたので引き出しはいっぱい持っているからね」と自然体を貫いた。決着後はたむに頬杖の仕草を、なつぽいに“ばいぽ~いポーズ”を向け不敵に笑った。旧横浜文体のラストマッチに出場し、さらにBUNTAIと横浜アリーナのこけら落としで戦った経験を獲得。フィニッシュの場面を「最近ちょっと楽して2段目からしかやりませんでしたけど。3段目から降ってきて、ファンへのプレゼントだと思っていただければ」とうなずいた。

 敗れたたむはバックステージで「自分のことをちゃんとできてないヤツが、大切なものを守れるはずない。すごく悔しい。私はもう一回自分のために戦いたい」と感情を爆発させた。

 これを伝え聞いたアジャは「自分が上がるためには、自分のことを考えるしかない。自分の背中を見せることによってみんながついてくるということを、自分たちはやってきた。だからみんなで仲良くやりましょう、と言葉で言うよりは、てめえの背中を見せることが一番重要じゃないかな」と、レジェンドの視点でエールを送った。今後の参戦は「オファー次第」といい「私は最近忙しいんだ。スケジュールは早めに下さい」と付け加えた。最後までアジャらしく、初参戦のスターダム、こけら落としの横浜BUNTAIから引き上げた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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