高橋洋一氏「バイデン氏は単なるアホ トランプ氏が正しい」通貨安でGDPは上昇「いずれ1ドル110~120円に落ち着く」

 元財務相で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が4日、ABC「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。34年ぶりの円安が続く日本経済について、解説した。

 高橋氏は「円安上等 1ドル300円なら成長率20%」とぶち上げた。日本政府がドルを大量に保有しており、「円安のメリットを最も享受しているのは政府」として、現状で40兆円ほど儲けているとし、高橋氏は「円安埋蔵金」と命名。「儲けた分を国民に返せばいい」とした。

 G7の外貨準備対GDP比は、各国がほぼ5%以下なのに対して、日本だけは25%以上と突出している。

 各国の通貨は、安くなれば、GDPは上がるのが「世界の常識」という高橋氏。米国のトランプ前大統領は鉄鋼業界などを支持基盤にしていることなどから、ドル高円安の状況を「米国にとって大惨事」と憤慨している。

 対して、バイデン大統領がドル高の状況を是認。高橋氏はバイデン氏について、「気がつかない、単なるアホ。トランプははっきり言っていた。バイデンは無策だと。正しい」と断じた。

 その上で、「日米為替レートとマネタリーベース比の推移」という別のデータを示し、「いずれは1ドル110~120円に落ち着く」と予想。さらにトランプ氏が11月の大統領選で再選すれば、円高に振れると話し、円安が永続的に続かないと予測した。

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