楽天・荘司 5回4失点と苦しみながらも今季初勝利「3回以降は開き直れた」

 今季初勝利を挙げた荘司(撮影・佐々木彰尚)
 声援に応える荘司(撮影・佐々木彰尚)
 荘司を出迎える今江監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「ロッテ6-8楽天」(29日、ZOZOマリンスタジアム)

 楽天・荘司康誠投手は、序盤に失点を重ねるもなんとか粘って5回4失点。打線が逆転し今季初勝利を挙げた。「藤岡さんの一発でもったいないところから始まって、苦しい感じだったけど、三回以降は開き直れた」と振り返った。

 体調不良から復帰し、約3週間ぶりの先発マウンド。「自分の中で気持ちは作ったつもりだったけど、フワフワした」と立ち上がりを攻められた。初回、藤岡に先制のソロを浴びると、二回には佐藤に適時二塁打を許すなど3失点。2回までに4点を失う苦しいスタート。直球が抜けることも多く「なかなか修正できなかった」と苦しんだ。

 「開き直った」という三回以降は変化球をうまく使い三振を積み上げるなど、ロッテ打線に追加点を与えず。「思った以上に三振がとれた。今できるベストな投球をしようと切り替えた。打たれてもいいやと思って、バッターに向かって腕を振ろうという感じがよかった」と立ち直りの要因を語った。

 六回に味方が逆転し、舞い込んだ今季初勝利。「野手の皆さんに感謝です」と笑みを浮かべ、ウイニングボールを握りしめた。

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